愛するペットを火葬したあと、お骨上げの際にお骨の一部が「黒く」なっていたり、「オレンジや黄色」っぽくなっているのを見て、驚いたり不安になったりされたことはありませんか?「生前にどこか体が悪かったのかな?」「病気や腫瘍の跡かもしれない…」と心を痛めてしまう飼い主様も少なくありません。結論から申し上げますと、これらのお骨の色は、病気の跡では決してありません。火葬の際の自然な化学反応によるものですので、どうぞ安心してください。今回は、お骨に色が付く本当の理由を分かりやすく解説します

①お骨が「黒く」なる理由お骨の一部が黒くなっている場合、それは病気のせいではなく「すす(炭素)」の付着や「炭化」が原因です。すすの付着火葬の際、体内の脂肪分やタンパク質が燃焼するときに一時的に黒い煙(すす)が発生します。それがお骨の表面に付着することで黒く見えることがあります。酸素不足や温度差炉の中の温度や空気の流れは均一ではありません。熱や酸素が届きにくかった部分が、完全に白くなりきらず、炭のように焦げた状態で残ることがあります。

②お骨が「オレンジ・黄色」になる理由お骨が優しく色づくのも、火葬時の高温によって起こる自然な現象です。主に「体脂肪」や「ミネラル分」が関係しています。体脂肪の燃焼脂肪分が燃える際に出る成分がお骨に沈着すると、薄い黄色やオレンジ色、茶褐色になることがあります。少しぽっちゃりしていて、栄養が十分に行き届いていた子によく見られる、健康の証とも言えます。体内の鉄分やミネラル血液中の鉄分や、体内のマグネシウム・カルシウムといったミネラル成分が、約800〜1000度の高温で化学反応(酸化)を起こし、オレンジ色に変化することがあります。副葬品(金属)の影響一緒に火葬した首輪の金具、缶詰、金属パーツ付きのおもちゃなどが近くにあった場合、金属が酸化した「サビ」の色がお骨に移ることもあります。

まとめ:お骨の色は、あの子が「生きていた証」火葬後のお骨は、真っ白なものばかりではありません。人間の火葬でも同様ですが、生前の体格、体質、火葬時の炉の環境など、さまざまな条件が重なってお骨に個性が現れます。黒やオレンジの色は、決して病気の苦しみの跡ではなく、「最期まで一生懸命に生きて、体を構成していた成分が残したもの」なのです。お骨上げの際に気になる色がついていても、悲しまないでくださいね。「頑張って生きた証なんだね」と、優しい気持ちで語りかけてあげてください。『ペット訪問火葬STORY』では、お骨上げの際のご質問にも丁寧にお答えしております。気になることがあれば、いつでもスタッフにお気軽にお尋ねください。

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